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健康食「マクロビオティック」の発祥は日本

健康食というと、人によりさまざまなものをイメージするでしょうが、「マクロビオティック」という言葉が浮かぶ方もいるのではないでしょうか。
マクロビは海外が発祥の地のように思われていますが、実は日本で生まれた食事法が元になっているのです。
発端は1920年代、思想家でもあった桜澤如一氏の講習会がはじまりでした。
桜澤氏は「陰」と「陽」という観点から食物を見て、そのバランスをとることで心身ともに健康にしていくことを提唱していました。
加えて食材はなるべく丸ごと使うこと、その土地で採れたものを食べること、以上の3つが柱となっています。
マクロビの基本は動物性のものは採らずに玄米や野菜中心の食事法ですが、日本はもともと稲作が中心であり四季も豊かですので、米と旬の食材の恵みをいただくという健康食事法は、まさに日本の伝統に合ったものといえます。
その後マクロビは日本だけではなく世界各地にも広がったため、その法則は様々なものに変容しているようですが、食事で健康になることを目指す人々が多いことに変わりはありません。

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